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私の母も美容業を30年続けており、現在も田舎でほそぼそと美容室を営んでいます。私は子供の頃から、毛染めのにおい、パーマのにおい、セットスプレーのにおいで育ちました。
時がたち、母の同業者たちが、皮膚障害やガン、肝臓・腎臓疾患で入院するようになり、美しくして差し上げる美容室が、身体をむじばむものを提供しているのでは！？と、疑問に思い始め薬について調べ始めました。
薬剤の中には染まりを良くするために合成界面活性剤という、皮膚の奥深くまで入り込み血液にまで浸透してしまう薬品が入っているということを知りました。いいことだと思っていたことが、反対にお客様の身体を蝕んでいく可能性もあると、たいへん怖さを感じました。
有害物質はさまざまな経路で体内に侵入していきます。口から入る「経口吸収」。呼吸と共に入ってくる「吸入」。それから皮膚から入る「経皮吸収」です。
経皮吸収に関わってくる薬剤のプロだからこそ、きちんと見極めてお客様に提供して差し上げたい。そして、安全に美しくなっていただき喜んでいただきたい、そう心から願っています。
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